Jump to navigation
2010-08-06 住宅ローン 繰り上げ返済 注意も必要
■【 住宅ローン 繰り上げ返済 注意も必要 】
〇 ボーナスが出ると、それを原資に住宅ローンの一部繰り上げ返済をする人が多い。家計を圧迫せずに上手に繰り上げ返済をするには、何に気をつければよいか。
〇 一部繰り上げ返済の方法は、主に2種類ある。毎月の返済額を変えずに返済期間を短縮する「期間短縮型」と、返済期間を変えずに毎月返済額を減らす「返済額軽減型」だ。
〇 最近、変動金利の住宅ローンを選ぶ人が増えている。繰り上げ返済で残債を減らすことはできるが、それによる毎月の返済負担軽減や期間短縮といった効果は見えづらく、計画が立てにくい。
〇 繰り上げ返済の件数は毎年、1月に増える。住宅ローン控除では年末のローン残高を基に控除額を計算するので、減税額を増やすために年内は繰り上げ返済をせず、年明けに先送りする人が多いからだ。
日経新聞 2010/8/1 - より抜粋
■【 明日はわが身と考えてみるぞ。 】
まとまった資金があった場合、貯蓄にまわすのか、住宅ローンの繰り上げ返済にまわすのか、それとも他の方法か、有利な選択をしたいところです。
貯蓄しておいても金利があまりつかない場合は、先に住宅ローンの返済にまわした方が、利息分の支払いが減るのでいいと思っていました。しかし、色々なケースがあって、その人にとって有利な選択は変わるようですね。
例えば、子供がいれば教育費も準備も必要になりますし、余裕資金がないのであれば、焦らずに資産となる貯蓄を増やしておきたい場合もあります。
また、住宅ローン控除を期待して、繰り上げ返済を先送りにすることで、金利の負担が膨らんで、逆に損になる場合もあるようです。
借りる際もバランスを考える必要がありますが、返す方法もベストな選択をしたいですね。
■【 プロの視点。CFP伊藤誠さんからのメッセージ。 】
住宅ローン控除では年末のローン残高を基に控除額を計算するので、減税額を増やすために年内は繰り上げ返済をせず、年明けに先送りする人が多い。これはほんとうに有利な選択か検証してみましょう。
100万円を繰り上げ返済する場合
住宅ローン控除は1%なので、年末に100万円ローン残高が多いと1万円税金が多く戻ってきます。
次に住宅ローン残高が7月2000万円で、金利3%のこり30年あったと
しましょう。
2010年10月に100万円「期間短縮型」繰り上げ返済した場合、節約
利息総額は、1,312,035円。
2011年1月に100万円「期間短縮型」繰り上げ返済した場合、節約利
息総額は、1,304,783+10,000円。
この場合、10月以降の繰り上げ返済をするのであれば、翌年の1月のほうが良いですが、それ以前であれば先に繰り上げ返済をしたほうが有利なようです。