Jump to navigation
2008-12-19 住宅ローンや新車、これが税制改正大綱のポイントだ!
■【 住宅ローンや新車、これが税制改正大綱のポイントだ! 】
〇 2009年度税制改正大綱は、住宅や車の購入などを促すなど、景気刺激色の濃い内容となった。
〇 200年住宅なら10年で最大600万円控除。今年末に期限切れを迎える住宅ローン減税を5年間延長し、控除額などの内容も大幅に拡充する。一戸建てやマンションのローンを新たに組み、来年1月以降に入居する人が対象だ。
〇 EVやハイブリッド新車なら重量税、取得税免除。低燃費車など環境に優しい自動車を新車で購入する人を対象に、自動車重量税と自動車取得税を減免する。
〇 リフォームも省エネやバリアフリーを対象に。住宅を省エネルギー化したり、または段差をなくすなどバリアフリー化したりするために改修工事を行う場合に、工事費用の一部を、所得税額から差し引く。
読売新聞 2008/12/13 - より抜粋
■【 明日はわが身と考えてみるぞ。 】
住宅ローン減税が受けられるのは本当に大きいですね。毎年末時点のローン残高の原則1.0%が、所得税額から差し引かれます。差し引く額の上限は、一般住宅で総額500万円(年間50万円)となります。
耐震性などの基準を満たした「200年住宅」の場合、ローン残高の1.2%を所得税額から差し引くため、減税上限は総額600万円(年間60万円)に引き上げられます。
また、電気自動車やハイブリッド車などを新車で購入すると、重量税と取得税の全額が免除されるというのはいいですね。ガソリンの高騰に悩まされた今年ですが、エコカーへの関心は一気に高まったのではないでしょうか。
例えば、162万円の小型乗用車を買う場合は、計13万7700円の税金がかかります。これがハイブリッド車であれば、税金がゼロに。低燃費車であれば、燃費性能に応じて税金が約3万4400円、もしくは約6万9000円になるそうです。
■【 プロの視点。CFP伊藤誠さんからのメッセージ。 】
今年末に期限切れを迎える住宅ローン減税を5年間延長。これがもし今好景気になっていれば、延長がなかったでしょう。
来年はもしかしたら、100年に1度の絶好の住宅購入チャンスになるかもしれません。(私は不動産屋の回し者ではありませんが)
100年に1度の絶好の住宅購入チャンスの理由は、以下三拍子がそろったことはないからです。
1)金利が超低金利
2)税制のバックアップが最高金額(所得税で引ききれなければ、住民税か
らも還付できる)
3)原油が安くなり部材が安くなり建物価格が下落、さらに土地価格も下落
住宅購入の条件である、金利・税金・土地建物価格の三拍子がすべて有利。しかも3年後には消費税アップの可能性大とくれば、2009年、2010年が住宅購入チャンス年になります。
そこで、FP知恵の木ではこの2年間、みなさんの住宅購入診断に力を入れていきたいと思います。まず自分の将来生活設計上いくらの住宅購入が妥当か是非診断してみましょう。