知らなかった、というだけで、私たちは随分とたくさんの無駄遣いをしています。
お金・生活に関わる話題を取り上げ、夫婦で明日はわが身と考えてみる・・。
独立系ファイナンシャルプランナー 『FP知恵の木』の伊藤さんご協力のもと、
プロのアドバイスも聞くことができます。

2008-10-17 退職金 5年で400万円下がった

■【 退職金 5年で400万円下がった 】

〇 厚生労働省は大卒の退職金が前回調査(03年)から約400万円下がったなどとする就労条件総合調査結果を公表した。サラリーマンの老後を支える退職金が目減りしている実態が明らかになった。

〇 それによると、大卒(管理、事務、技術職)で勤続20年以上の退職金は平均2075万円で、前回より424万円減少した。97年の調査との比較では793万円減少した。

〇 退職金(一時金、年金)制度の有無の調査では、「有る」とした企業が85.3%。

〇 一方、08年の定年制の調査によると、60歳とする企業は86%。63歳以上12.7%と65歳以上10%は過去最高。

 毎日新聞 2008/10/7 - より抜粋


■【 明日はわが身と考えてみるぞ。 】

 老後の生活設計の中で退職金のインパクトは大きいですよね。将来もらえるであろう退職金の額がどんどん下がっていくと、老後の生活は苦しくなりそうな予感です。

 定年退職の制度を、65歳以上と伸ばしている会社も10%ほどあり、定年が伸びたことでその分生涯賃金も伸びている側面もあるようです。

 退職金が下がっている理由としては、企業が退職金に充てる資金の運用に苦しんでいる、退職金の基準となる月収が下がっていることがあげられます。

 年金の受給額も下がり、退職金も下がりとなると、老後への対策はどうすればいいのでしょうか・・。


■【 プロの視点。CFP伊藤誠さんからのメッセージ。 】

 退職金のマジック。私は会社で経理を10年以上たずさわっていたので、退職金のマジックをお伝えします。

 会社も個人も税金をできれば減らしたいのは同じですね。そこで、会社は税金を減らすために費用を増やすことを考えます。ここで、絶好の費用となるのが退職金の積立です。

 バブル崩壊前は年5.5%の利回りは少ないほうでした。そこで企業は退職金の積立で費用を増やし、税金を節税し、さらにこの積立金を運用して、退職金支払い以上の運用成果を上げていました。企業にとって、こんなおいしい話はありません。

 ところが昨今は土地も株も金利も上がるか・下がるかわからない状況が何十年も続いています。よって会社は退職金を積み立てる余裕どころか、運用利回りが低すぎて退職金の支払い準備金すら貯められない状況がつづいています。

 そこで、企業は退職金制度そのものを見直し、リスクを軽減しているのです。ここで登場するのが確定拠出年金(401k)です。

 世界的に利回りが安定しないかぎり、退職金制度そのものがだんだんなくな
っていくことは当然の流れです。要は高度成長期時代と今とでは環境がまったく異なっていることを認識しましょう。


posted at 19:05:00 on 2008-10-17 by nmura - Category: 1, お金のトピックス

検索語句ランキング
  1. 睡眠預金 (510)
  2. 扶養範囲 (395)
  3. 個人年金 リスク (387)
  4. 人生にかかるお金 (375)
  5. 人生 費用 (343)
  6. 納税準備預金 メリット (310)
  7. 子供 育てる 費用 (234)
  8. エンゼル係数 (226)
  9. ニューナイスプラン (216)
  10. おねしょ妻 (176)