知らなかった、というだけで、私たちは随分とたくさんの無駄遣いをしています。
お金・生活に関わる話題を取り上げ、夫婦で明日はわが身と考えてみる・・。
独立系ファイナンシャルプランナー 『FP知恵の木』の伊藤さんご協力のもと、
プロのアドバイスも聞くことができます。

2008-04-25 混乱 後期高齢者医療制度

■【 混乱 後期高齢者医療制度 】

〇 4月から始まった後期高齢者医療制度(長寿医療制度)が混乱している。周知が進んでいないにもかかわらず、年金からの保険料天引きが始まったことが大きな原因。

〇 ただいたずらに不安を募らせても仕方ない。役所から送られてくる書類をよく見て制度を知ろう。

〇 新制度で保険料は原則として年金から天引きされる。各個人の収入に応じて増減する「所得割」部分と一人当たり定額の「均等割」部分を合計した額がその人の保険料だ。

〇 保険料をどの水準に設定するかは都道府県ごとに異なる。基本的には医療費を多く使う都道府県ほど保険料も重くなる。

〇 新制度は地域や特別措置によって事情が異なり、わかりにくい。不明な点は市区町村や広域連合に問い合わせた方がよさそうだ。

 日経新聞 2008/4/20 - より抜粋


■【 明日はわが身と考えてみるぞ。 】

 周知不足や保険料天引きで高齢者の不安を募り、大変な騒ぎになりましたね。4月1日から原則75歳以上の人は後期高齢者医療制度に移ります。届くはずの保険証が郵送されてこなかった人も多かったようですね。

 今回、急に年金から保険料が天引きされ混乱したようですが、地域などで徴収開始の時期に差があります。10月から天引きを開始するところもあるそうなので注意が必要です。

 厚生労働省は「国保保険料に比べ負担は増えないし受けられる医療もこれまでと同じ」と言っていますが、実際に負担が増えた人はいるそうです。

 高齢者は今後ますます増え、医療費も増加していきます。65歳以上の人は1人65万円の医療費がかかっています。医療費の抑制が将来の我々にとって大きな課題ですね。


■【 プロの視点。CFP伊藤誠さんからのメッセージ。 】

 個人的な意見ですが。日本の現状と二つの大きな事実。

 ・世界ナンバー1の赤字国債発行国で国の借金は半端ではない。夕張市どころではないのが日本国。たまたま超低金利なのでこの借金の利息支払いはかなり助かっているが、金利が上がったらそれどころではない。

 ・世界ナンバー1の貯蓄大国。しかもその70%以上は高齢者が貯蓄を持っている。

 この2つを考えると、私は高齢者に税金や社会保険の負担をお願いするべきと考えています。

 たとえば、今の高齢者は60歳から年金をもらっています。しかし我々は65歳からしかもらえません。これだけを考えても年金が200万円とすると5年で1000万円我々が今の高齢者より負担を強いられているのです。しかも貯蓄の大半は高齢者が持っています。

 いつも思うのですが、収入が多いと税金等の負担が重く、収入が少ないと健康保険値上げはかわいそうという発想を日本人はします。それでは、毎月年金が5万円しかもらえない貯蓄を1億円持っている高齢者。健康保険値上げはかわいそうなのでしょうか。

 個人的な意見ですが、今後、税や社会保険負担を収入・貯蓄の多い高齢者にお願いするとともに、自己申告で収入が低くかつ貯蓄も一定以下の高齢者からは健康保険料は格安定額にしてはどうでしょうか。

 収入が低くかつ貯蓄がない高齢者は結構少ないと思いますよ。またこのような人を社会的に援助すべきではないでしょうか。収入だけが話題にのぼり、貯蓄のことはいつも話題にでてきません。


posted at 14:45:00 on 2008-04-25 by nmura - Category: 1, お金のトピックス

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