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2008-03-21 マネーセンスの磨き方
■【 マネーセンスの磨き方 】
〇 給与はなかなか増えないのに、物価だけは徐々に上昇する昨今。こうした時代を生きるにはマネーセンスを磨き、経済情勢に合ったお金の使い方やため方を習得することが大切だ。
〇 マネーセンスの有無は3つの視点から判断することができる。1)新しいものや便利なものを取り込む積極性、2)お金の管理ややりくりに必要な自己規制力、3)情報を集めて自分に必要なものを選び抜く分析力だ。
〇 積極性については、情報収集のチャネルをたくさん持ち、新しいもの、有利なものをすぐに試してみることで、マネーセンスを磨くことができる。
〇 自己規制力を備えるには、お金の管理や使い方に関して、メリハリをつけることが大切だ。3つ目の分析力を身につけるには、世の中の動きに関心を持ち、何でも比較して考えることが大切だ。
日経新聞 2008/3/15 - より抜粋
■【 明日はわが身と考えてみるぞ。 】
マネーセンスがある人、ない人って身の周りでもいる気がしませんか?普段から特に節約してないのに、なぜかお金がある人。いつも給料日前になると、きつきつな生活になる人。
マネーセンスを問う診断項目があったので、少し紹介します。
・ネットバンキングやネット証券は、自分にはあまり必要ないと思う
・サブプライムローンって、何のことなのかよくわからない
・支払いのときはいつもお札を出すので、財布はすぐ小銭で膨らんでしまう
・シーズンごとの流行は必ずチェックし、何か買わずにはいられない
・ボーナスや残ったお金は、ほとんどいつも給与振込口座に入れっぱなしだ
・貯蓄目標を決めても達成できないと困るので、あまり決めたことはない
これらのい項目が少しでも少ない方が、マネーセンスが有るそうです。日常生活のちょっとしたことから、改善してみてはいかがでしょうか。
■【 プロの視点。CFP伊藤誠さんからのメッセージ。 】
人は得意・不得意があると思っています。個人的には、苦手なものは苦手、きらいなものはきらいだと思っています。マネーや経理・税金の話も、きらいな人はきらいなようで、特に中小企業や個人事業主は耳を傾けません。
ですが、中小企業や個人事業主で傾いてしまう会社に共通することは、帳簿をつけていない会社です。決算も年に一度税務署に出すためにしかたがなく行い、毎月儲かっているか、損しているかわからない社長が少なくありません。もともと興味がない人も多くいます。
この場合、きらいな人に無理やりやらせるのではなく、サポートをする人がしっかりしていればいいのではないかと思います。
勘違いが多いのは、税理士さんが面倒みてくれると思っていることです。面倒見の良い税理士さんも中にはいますが、商売の話はわかりませんし、基本は決算書を正しく作成することを業としている税理士さんが多いように思います。
会社も家計も毎月赤字であるのか、黒字であるのか、お父さんが認識するだけでも、だいぶ違うと思います。