知らなかった、というだけで、私たちは随分とたくさんの無駄遣いをしています。
お金・生活に関わる話題を取り上げ、夫婦で明日はわが身と考えてみる・・。
独立系ファイナンシャルプランナー 『FP知恵の木』の伊藤さんご協力のもと、
プロのアドバイスも聞くことができます。

2008-02-15 退職日次第で年金に「空白」

■【 退職日次第で年金に「空白」 】

〇 今の会社を辞めて、2008年度から新しい会社で働く予定という人もいるだろう。転職の場合、会社員という立場が変わらないので、社会保険などの手続きは会社任せで済むと思っているかもしれない。

〇 しかし、自分で手続きしないと社会保険の「空白期間」が生じるリスクがあるので注意が必要だ。

〇 厚生年金の加入状況は月単位で管理されており、その月の給与から天引きされているのは前月分の保険料という形になっているのが一般的だ。特定の月の保険料が給与から天引きされるかどうかは、その月の月末に会社在籍しているかどうかで決まる。

〇 健康保険はどうだろうか。前月分の保険料が給与から天引きされるという仕組みは厚生年金と同じだが、会社を退職すると同時に国民健康保険(または任意継続)の加入手続きをしないと、無保険の状態になってしまう。

 日経新聞 2008/2/9 - より抜粋


■【 明日はわが身と考えてみるぞ。 】

 退職する日によって社会保険の加入期間はどうなるのか、具体的な例でみてみましょう。

 例:1月の途中でA社を退職し、2月中に新しいB社に入社する場合。

 1月のA社の給与で12月分の保険料が天引きされます。1月31日にA社に在籍していないので、1月分の社会保険料は給与から天引きされません。2月からの新しいB社では、3月のB社の給与で2月分の保険料が天引きされま
す。よって、1月分の社会保険は空白になってしまいます。

 例:1月末にA社を退職し、2月中に新しいB社に入社する場合。

 1月31日にA社に在籍しているので、1月分の社会保険料はA社の給与から天引きされます。年金保険料の未納期間は発生しませんが、2月のB社に入社するまでの期間は、国民健康保険に加入しないと無保険になります。

 年金の加入期間をしっかりチェックするとともに、健康保険だけは無保険にならないように気をつけたいですね。


■【 プロの視点。CFP伊藤誠さんからのメッセージ。 】

 ご相談にこられた方の年金をチェックしていて、自分が知らなかったことを知りました。年金の話ですが、これは知らないと損をします。

 高校を卒業して働かれている方は多いと思いますが、なんと20歳以下は基礎年金部分が差し引かれていません。簡単に言うと、国民年金の加入期間は20歳から60歳の40年間と決められていて、この間の年齢前後は国民年金を支払っていないことになっているそうです。

 こんなのありでしょうか。20歳以下でも厚生年金を給与から差し引かれているのですから、おかしいような気がします。なぜ20歳から60歳の40年間と決められていてのでしょうか。

 さらに、最近は60歳を越えても働く方は多いと思いますが、60歳を超えても厚生年金に入り続けると、なんとこの20歳から60歳の40年間に加入できていない国民年金部分に加入することができません。

 本来60歳を超えても65歳までは任意でこの国民年金部分に加入できるのですが、働いて厚生年金に加入するとこの任意加入の国民年金には加入できないそうです。

 さらにさらに、60歳以降の給与の額によって本来もらえる年金が減額されることを知っていましたか?

 結論として、60歳を超える前後は年金・健康保険・退職金等々複雑なことが少なくないので、何が得で何が損か確かめないと、知らず知らずに損をすることになります。


posted at 14:20:00 on 2008-02-15 by nmura - Category: 1, お金のトピックス

検索語句ランキング
  1. 睡眠預金 (510)
  2. 扶養範囲 (395)
  3. 個人年金 リスク (387)
  4. 人生にかかるお金 (375)
  5. 人生 費用 (343)
  6. 納税準備預金 メリット (310)
  7. 子供 育てる 費用 (234)
  8. エンゼル係数 (226)
  9. ニューナイスプラン (216)
  10. おねしょ妻 (176)