知らなかった、というだけで、私たちは随分とたくさんの無駄遣いをしています。
お金・生活に関わる話題を取り上げ、夫婦で明日はわが身と考えてみる・・。
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2007-09-14 企業年金124万人未請求 1544億円

■【 企業年金124万人未請求 1544億円 】

〇 厚生年金基金の中途脱退者などを対象に業務を行っている「企業年金連合会」は、受給資格のある60歳以上の124万人(2006年度末)が請求手続きを取っておらず、未請求のままの年金額は累計で1544億円に上ると公表した。

〇 連合会の年金の受給には、公的年金とは別に請求が必要。転居で手続き書類が届かなかったり、加入期間が短いため、請求を忘れたりしているケースが大半と見られる。

〇 連合会が扱う受給対象者は、転職などで厚生年金基金を中途で脱退したり、基金が解散したりした人などで、加入期間が1か月以上あれば受給対象となる。

〇 公的年金と異なり、請求が遅れると年金を受け取れなくなる時効も適用されないが、請求しないまま死亡した場合、遺族が代わりに受け取ることはできない。

 読売新聞 2007/9/6 - より抜粋


■【 明日はわが身と考えてみるぞ。 】

 企業年金連合会は、厚生年金基金を短期間で脱退したり、加入していた基金が解散した人など約2400万人の年金記録や資産を管理し、2006年度末で276万人に計3900億円の年金を支給しています。

 未請求の124万人分の年金記録は148万件。未受給者の内訳は、厚生年金基金の中途脱退者の記録が141万件と全体の9割以上を占めるようです。

 公的年金を補完するものとしてある基金制度。現在では、厚生年金保険の被保険者の3分の1が厚生年金基金に加入しているとも言われています。

 多くの人が対象になっている可能性がある今回の問題。連合会ではフリーダイヤルを解説して電話相談に応じているそうです。気になる方は電話してみましょう。


■【 プロの視点。CFP伊藤誠さんからのメッセージ。 】

 今回は言葉の意味から入りたいと思います。企業年金とはなんでしょう?厚生年金基金とはなんでしょう?

 企業年金の反対は公的年金です。公的年金は国が社会保障として、支給するものです。これに対し、似た言葉で企業年金と個人年金があります。

 個人年金は自分で支払い、自分で老後に分割してお金をもらうもの。よく保険会社や銀行で販売されているあれです。

 企業年金はなんと自腹を切らず、すべて会社が社員の老後のために支出してくれている年金です。ほとんど大手企業しかみられません。会社が社員の老後のために支出しているので、給与明細にはのらずほとんどの人は自分が(会社が)企業年金に加入していることを認識していないのが実態です。

 これは公的なものではないので自分で申請しないと、そんなに親切ではありません。私も、会社勤めのときに会社がこの厚生年金基金に加入してくれていたので、老後は自分で申請しなければなりません。

 しかも引越しを何回かしたので、私の勤めていた会社の厚生年金基金は、私がどこに居るかしらないと思います。

 昔は、就職して退職まで1社だけが当たり前だったので、考えてみれば企業年金124万人未請求がでるのはあたりまえですね。

 ただ、これは自分でお金を出していない民間の話で、問題になっている社会保険庁とはだいぶ話がちがいます。


posted at 15:18:00 on 2007-09-14 by nmura - Category: 1, お金のトピックス

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