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2007-06-22 金融商品 独立系FPから買う
■【 金融商品 独立系FPから買う 】
〇 独立系のファイナンシャルプランナー(FP)といえば、金融機関とは距離を置きつつ、消費者に生活設計や資産運用の助言をする存在というのが一般の受け止め方。その独立系FPが、助言の範囲を超えて様々な金融商品の販売を仲介する例が増えてきた。
〇 FPには金融機関などに所属する企業系FPと、特定の金融機関には属さない独立系FPがいる。企業系が自社商品を売るのは珍しくないが、最近では独立系も販売にかかわるようになってきている。
〇 商品販売にかかわることに批判的なFPもいる。特定の商品を推奨したり販売手数料収入を追求したりすると、中立的な立場で商品の問題点を指摘する本来の役割がおろそかになりかねないと危惧する。
〇 顧客の側に立つべきFPが、商品を提供する業者側の視点で動いてはいないか。利用者として注意すべき最大のポイントだろう。
日経新聞 2007/6/17 - より抜粋
■【 明日はわが身と考えてみるぞ。 】
企業系FP・独立系FPについて、普通に話題になっていることに驚いてしまいました。このメルマガを創刊した当時は、まだまだFPの存在も知られていなかったような気がします・・。少し嬉しいです。
日本では圧倒的に少ない独立系FPですが、中立・客観的な立場でなくなってきているのは残念です。FP業務の収入源としては、相談料についで金融商品の販売手数料が大きいようです。
FPが手数料の高い金融商品をすすめることはないか、情報開示に前向きなFPかどうかなど、利用者の眼識が問われますね。
■【 プロの視点。CFP伊藤誠さんからのメッセージ。 】
独断と偏見による、FP知恵の木が推奨する良いFPの見分け方。
1、まず企業系FPは×
理由:必ず自分の会社の保険・住宅ローン・金融商品しか推奨しない。
見分け方:名刺が銀行・保険会社・証券会社・不動産会社の名前で肩書きにファイナンシャルプランナーと書いてある
2、資格として1級(CFP)2級(AFP)3級があるが、2級3級は×
理由:2級、3級と1級とでは、知識に大きな差がる
見分け方:肩書きにファイナンシャルプランナーとだけであれば、ほとんど2級、3級。ためしに聞いてみる。
3、特定商品を推奨したり、販売手数料収入を追求する独立系1級FPも×
これはあまりいないと思いますが・・
この3つで、日本のFPの95%は×になってしまうでしょう。
次に商品販売にかかわることについてですが、私は顧客が望めば、かかわるべきだと思います。
FP6つの任務
1)顧客との関係確立
2)顧客テータの収集と目標の明確化
3)顧客のファイナンス状態の分析と評価
4)プランの検討・作成と提示
5)プランの実行援助
6)プランの定期的見直し
これは、FPであれば誰でも知っている6つの任務ですが、5)プランの実行援助がなければ、ただの評論家で実行が伴わなければ意味がないと私は考えています。
ポイントは『顧客が望めば』です。
FP知恵の木では、株も投資信託も住宅ローンも保険も税理士も弁護士も社労士も司法書士も不動産仲介も『顧客が望めば』紹介できる・手続きができる資格・手段をも持っています。