知らなかった、というだけで、私たちは随分とたくさんの無駄遣いをしています。
お金・生活に関わる話題を取り上げ、夫婦で明日はわが身と考えてみる・・。
独立系ファイナンシャルプランナー 『FP知恵の木』の伊藤さんご協力のもと、
プロのアドバイスも聞くことができます。

2007-04-13 年金支給漏れ 22万人「氷山の一角」

■【 年金支給漏れ 22万人「氷山の一角」 】

〇 高齢者が受給中の厚生年金と基礎年金(国民年金)に、年金額が本来より少なくなる「支給漏れ」が大量に起きている。受給者本人から指摘を受けて社会保険庁が年金額を訂正する件数は、毎年3万件を超える。

〇 社保庁は先月、いったん支給が始まった年金額を訂正した件数が、2001年4月以降の約6年間で計約22万件にのぼることを明らかにした。

〇 支給漏れの納付記録は5年未満の短期間であることが多く、漏れていた年金額は年数万円〜20万円程度のことが多いが、中には支給漏れが年50万円を超えていた人もいるという。

〇 公的年金の受給者は約3300万人もいるため、社保庁はいったん受給が始まった年金の再調査は、本人から要求がなければ行わないとしている。

 読売新聞 2007/4/2 - より抜粋


■【 明日はわが身と考えてみるぞ。 】

 地元の老人会に声をかけて年金相談を受け付けると、5人に1人は本来より年金額が少ない・・なんて事態のようです。支給漏れに気づかず少ない年金を受給している人は、思いのほか多いようです。

 あきれるのは社会保険庁の対応です。「年金は本人の納得を得た上で支払っいる」とミスは無いと主張しています。年金額は加入していた人の「請求に基づいて」決まるのが原則のようで、結果的に支給漏れが起きた場合でも「本人が請求を忘れたのが原因」とされてしまいます・・。

 何とも腹が立ちますが、自分からきっちり年金受給額にミスはないかを確認するしかないですね。転職をしたことがある人、一時的に会社勤めをしていた人は要注意ですよ。


■【 プロの視点。CFP伊藤誠さんからのメッセージ。 】

 よくよく考えてみると、年金支給漏れはあって当然のように思えてきました。
理由として、

 ・ほんの十数年前には、コンピュータがなく、紙の管理であった
 ・役所や銀行は間違えをしないと、一般の人たちは思い込んでいる
 ・40年もの間、自分の年金加入履歴を意識している人はほとんどいない
 ・40年もの間、自分の年収履歴を管理している人はほとんどいない
 ・役所のひとにとっては、何十万人も対応して、ほとんど他人事である
 ・もともと、自分の働いてた会社が、ちゃんと年金を国に納めていたかどうかわからない

 上記を考えると、自分の年金履歴が正しいことのほうが不思議。私FPでさえ、自分の親の年金受給が正しいかどうか、調べたいと思いません。

 そこで、結論ですが、自分の年金加入履歴を思い出し、自分の40年にわたる年収を想像して、計算をしてみて(専門家に計算を依頼して)だいたいあっていれば、良しとしてはどうでしょうか。

 まず、概算でだいたい自分の年金受給額が実際と離れていないかどうかチェックしてみては。


posted at 14:52:00 on 2007-04-13 by nmura - Category: 1, お金のトピックス

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