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2011-11-25 ネット上で「年金通帳」 13年度から
■【 ネット上で「年金通帳」 13年度から 】
〇 厚生労働省は、公的年金加入者が保険料の納付状況や受給見込み額の一覧を確認できる「年金通帳」について、2013年度からインターネット上で導入する方針を固めた。
〇 預金通帳のように紙に印字するタイプの年金通帳は、多額の費用が掛かることから見送る。
〇 年金通帳について、日本年金機構が2月からインターネット上で運用している年金記録情報提供サービス「ねんきんネット」の新機能として導入する考え。
〇 システム改修に掛かる費用は数億円程度の見込みで、印字タイプの年間数百億円に比べるとコストは大幅に削減できる。
時事通信 2011/11/16 - より抜粋
■【 明日はわが身と考えてみるぞ。 】
すべての加入者がいつでも年金記録を確認できる「年金通帳」。消えた年金対策の切り札として、全加入者に交付すると公約されていましたが、実現困難と判断したようです。
当初想定していたのは、銀行のATMで記帳できる紙の通帳形式でしたが、開発費用が多額になるのと、銀行業界からも反対があり断念したようです。
代わりに、日本年金機構が運営するウェブサイトで、保険料の納付状況や、将来受け取る年金額の試算などを確認できるそうです。これはこれで、とても便利な仕組みだと思います。
毎年封書で郵送している「ねんきん定期便」についても、今後、はがきにしたり、郵送の回数を減らしたりして、コストの削減するそうです。
■【 プロの視点。CFP伊藤誠さんからのメッセージ。 】
ネット上で「年金通帳」いいですね。ネット銀行は通常通帳は発行されませんので、この延長と考えれば良いと思います。
私もネット銀行を使っていますが、通帳をなくす心配や印鑑をなくす心配がないので、結構便利です。ただしネットを使わない人・使えない人も多数います。
毎年の法人や個人の確定申告時に申告書の用紙が送られてきますが、ソフトを使って申告書を作成する人にはこの用紙は必要ありません。
そこで、税務署では翌年から用紙がいらない人というチェックをいれると用紙が送られてこなくなり、節紙と節郵送料となります。
ネット上で「年金通帳」がはじまったら、年金定期便不用というチエックを設けたら良いのではないでしょうか。